【メンバーブログ】中学校で講演をしてきました!

11月11日に愛知県の知多市立旭南中学校で講演をしてきました。学校が企画した中学2年生向けの「生き方教室」というプログラムの一環でお話ししました。

このプログラムの目的が「様々な職業の方のこれまでの人生観や仕事に対する思い、やりがいについて話を聞くことで生き方について様々な選択肢があることを知り、これからの人生に生かせるようにする」でした。僕は現在SangoportというD&Iを推進する採用のプラットフォームを作っており、慢性的な労働人口の不足を解決しようと事業を作っているので、サービスを作る・事業を作るということがどういった面白味があるのかをお話し、そういう選択肢もあるんだって知ってもらえたらと思い、伝えてきました。

 

*D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)とは:
D&I / Diversity&Inclusion とは、組織の中でダイバーシティ(Diversity)によって多様性を高めるだけでなく、そこに属する人が個人として尊重されながら、構成員の一人としてその違いを活かし、力が発揮できるように積極的に環境整備や働きかけを行っていこうという考え方を示すもの。

 

■話した内容

大まかに以下のようなことを話しました。

 

・自己紹介

僕の出身が愛知県なので、出身地な話

学生時代に行っていた海外旅の話と趣味

(ここ1年ぐらいハマっている韓国ドラマや韓国アイドルの話が一番食いついてもらえました。(笑))

 

・SAKURUGで取り組んでいること

Webサービスの開発のサポートをしていること。

Webサービスといってもなかなかピンと来ていなかったので、中学生のみなさんに聞いたら、LINEやTikTokを使ってる人が多かったです。

その流れでSAKURUG のwebサイトを作っているコードを見てもらったら、

「そんなの見れるんだ!」って驚いてる生徒さんもちらほら!

 

また、SAKURUG がこれまで取り組んできたSDGsの取り組みも紹介。社会の授業で習うみたいで9割以上が知っていました!日本の全体の認知度は30%前後なのにすごい割合。

 

・僕の仕事について

D&Iの推進をする採用プラットフォーム「Sangoport」について話しました。

Sangoportで取り組んでいる課題やサービス内容、今後の展望など。

 

◆実施して思ったこと

当日は僕以外にも全然違う分野でお仕事をされている方がいて、生徒の皆さんにお話をしていて、中学2年生の段階で様々な活動をしている人に会えるので、すごく良い取り組みだと感じました。先生の話を聞くと、コロナの前は仕事について考える活動の一環で地域の企業や施設などで仕事体験をしていたが、コロナの影響でその活動は一時停止してしまっているので、今回の講演スタイルに変更になったとのこと。このような活動にもコロナの影響は出ているのかと思いました。それはともあれ、中学2年生で普段あえる大人は家族や学校の先生のみなので、すごく良い取り組みでした。

 

自分が中学生の時を振り返ると、僕も愛知県の中学校に通っていたので、確かに仕事について考える時間がありました。ただ、恥ずかしい話だが、正直お話していただいた方の内容やお顔も忘れてしまいましたし、当時はなんとなく話を聞いていたような気がします。

 

しかし今でも鮮明に覚えていることがあります。それは仕事体験をした科学館での実習です。プラネタリウムの操作方法や裏方の仕事、イベントの準備など。小さいことから宇宙が好きで、受験に成功し大学では天文学を学部ことができました。中学生の時は深く考えていませんでしたが、今思うと点と点がつなげる経験だったかもと今振り返ると思います。

人から聞く話より、自ら体験したことは記憶に残りやすく、そのあとの経験にも知らず知らず影響を及ぼしやすいということです。

 

現在、僕が所属している株式会社SAKURUGでは、高校生インターンを実施しており、長期休みになると10人前後の高校生がオフ またはオンラインで参加してくれてます。ご両親の影響で海外で暮らしている学生がこれまで多く来てくれていました。自分の高校時代を振り返ると部活に熱中し、社会に出ることなんて考えていなかったです。そのことを思うとインターンに来ている学生はすごく優秀だなと。こんな優秀な学生たちのこれまでの経歴や思考を知りたく毎回学生たちにこれを聞くことにしています。

「なぜインターンをやろうと思ったの?」

 

学生たちの返答は

「学校の友達がやってるから」「海外の大学に行くための実績がほしいから」「学校でインターン参加が必須と言われたから」などこんな回答が7割以上。

言い方が良くないかもしれませんが、まるで形式化された就活イベントに行く、中学生が受験のために資格をとる動機と同じでした。

 

「○○を学びたくて」「早く社会のことを知りたくて!」「将来の夢のために行動したくて。」などが回答として来ると勝手なイメージで思っていました。

 

そこで気づけたことがあります。

大部分はその学生たちが選んだ環境ではなく、住んでいる地域、受験、親の仕事柄など様々な偶然が重なることでいきついた環境によって人は大きく影響を受けるということです。

日本の学生の多くは高校生でインターンに参加しようと思うケースは少ないので、他の学生と経験値で差がつきます。

SAKURUGのインターンに来る学生は海外の大学や日本の偏差値トップレベルの大学に進学を希望しています。

大学に行ってもその学生たちがおかれる環境は世間的に優秀な人が多く、その人たちに影響を受け、また「優秀な人」という部類になっていくと予想できます。

 

では、一般の地方公立学校に通う学生はこの差を埋めることができないのでしょうか?また、中学生や高校生の段階で逆に差をつけることができないのでしょうか?このことを今回の取り組みに参加させていただきすごく感じました。

公立学校も環境づくり次第では、将来有望な人が生まれる場所になれると僕は考えています。

なので、今回のような取り組みはすごく意義があると思っています。ただ、まだまだ足りないし、継続的に様々な人や機会に触れることが必要です。

ですが、先生方の業務量はただでさえ多く、これを公的機関でやるには限界があります。ですので、様々な団体が協力することでなりたちます。

 

そこで今回の取り組みをきっかけにSAKURUGで中学生インターンを開始してみることにしました。まだ初めなので、受け入れは数人に成ると思いますが、できることから初めて行こうと動き出しました。

仕事について考える機会、社会に触れてみる機会を早くすることで置かれた環境に関係なく、その後の高校進学、大学進学、就職活動に主体的に行動できるようになってくれる人と増やすことが目的です。

 

ここからは構想段階ですが、今回の取り組みでSangoportでも若い世代が社会に出れる導線、社会が若い世代を受け入れる土壌づくりをしていきたいと思いました。

現在、Sangoport(サンゴポート)は、D&Iを推進する採用マッチングプラットフォームとして、性別、年齢、出身地などの境遇に関係なく自分に合った仕事を探すサポートをしています。今後、D&Iの社会づくりのため、多方面で雇用という側面で事業展開していき、できるところから社会インフラを作っていきます。

 

一覧へ戻る

関連記事

ENTRY お問い合わせはこちら