娘の助言で「クルミっ子」 海外向けは直球の祝儀菓子SAKURUG 竹田理恵さん
ビジネスシーンで誰もが一度は頭を悩ませる手みやげ。大事な仕事相手に贈る手みやげを、企業の秘書たちはどのように選んでいるのか。テレビ東京「Newsモーニングサテライト」のシリーズ企画「三つ星手みやげ」。第16回は、Webシステム開発などを手がけるネットベンチャー、SAKURUG(サクラグ、東京・渋谷)の竹田理恵さん。
子育て中のため週4日、時短勤務で働く竹田さんは、遠藤洋之社長が「フルタイムで働く人より生産性が高い」と舌を巻くスゴ腕だ。社長スケジュールなど手帳への書き込みには愛用の3色ペンを駆使。主な日程は黒色で記し、変更や追加情報は赤色、そして最新情報は青と色分けしている。そうすれば、アポ入れや企画の進捗状況、目下の優先事項が一目瞭然で、社長の問いかけにも即座に反応できる。昼休みにはスーパーに向かい子供の朝ご飯用の買い物を済ませるなど、先手先手も心がける。とにかく無駄をつくらない。
育児すらも仕事に生かしてしまう。お薦め手みやげの1品目は、4歳の娘の助言を参考にした鎌倉紅谷(神奈川県鎌倉市)の「クルミッ子」。自家製キャラメルにくるみを入れ、バター生地で挟んだ焼き菓子で「甘すぎず、キャラメルのほろ苦さが絶妙」(竹田さん)。子どもがいる相手が喜ぶものを、素直な発想で選ぶ。
2品目は海外の若手投資家向け。世界52ヵ国に及ぶ若手起業家ネットワークの理事を務める遠藤社長は、日本のイメージアップも意識する。そのために竹田さんが選ぶのは日本の味をストレートに伝えられるいいだばし萬年堂(東京・新宿)の祝儀菓子「御目出糖(おめでとう)」。300年以上の歴史とネーミングのユニークさを併せもつ逸品だ。映像でお楽しみください。
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