10期目キックオフは「多様性」をテーマに掲げ行われました。
そこで D&I推進室により開催されたのが《D&Iワークショップ》!
【プレスリリース】サクラグ、D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)推進室を設置
そもそもD&Iとは?
・D&I=Diversity&Inclusion(ダイバーシティ&インクルージョン)の略
・Diversity=多様性
・Inclusion=受け入れる
多様性を認識するだけでなく
一人ひとりが受け入れ、尊重することによって
個人の力が発揮できる環境を整備したり、働きかけたりしていく
という考え方のことです。
SAKURUGはこれまでに、社内外に関わらず様々な形でアクションを起こしてきました。
・取り組みの発信:これまでの取り組みでD&Iにつながるものや、新たに始まったものについてコーポレートサイトや社内報で継続的に発信
・認定、アワード:PRID指標、D&Iアワード、男性育休100%宣言などへ応募
・課題の掘り起こし:エンゲージメントサーベイについて人事担当者と連携し所在地を確認
・12月の寄付月間:LINEスタンプ販売&寄付、遠藤さん×社外インフルエンサーとの対談で社会問題と寄付について
・イベント参加:レインボーフェスタ和歌山
今回取り上げられたのは2つのテーマです
① LGBTQ
②特権(Privilege)
まずは
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① LGBTQについて
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・解説動画「LGBTQとは?」の視聴
・当事者が抱える悩みや問題点
・SOGIハラとアウティングについて
・グループワーク
職場で働くひとが、同性愛者であることをカミングアウトしてくれました。あなたならどう応えますか?
♦研修目的
「正しいか・適切という尺度ではなくLGBTQへの理解を“深める”研修」
♦LGBTQとは
・LGBTQはセクシャルマイノリティーの総称
・セクシャリティはひとの数だけある(LGBTQ+という言い方も)
・アライ:LGBTQの支援者
・LGBTQのひとの割合:5%くらい(左利き・AB型とおなじくらい)
♦SOGIハラとアウティングについて
Sexual Orientation (性的指向)とGender Identity(性自認)の頭文字をとって「SOGI」。
性的指向や性自認に関する侮辱的な言動を「SOGIハラ」といい、
本人の性的指向や性自認を本人の同意なく第三者に暴露する事を「アウティング(Outing)」といいます。
2020年6月1日の「パワハラ防止法」で、初めてSOGIに関する企業の対応が法律上の”義務”となりました。(中小企業は2022年4月から)
♦グループワーク
「職場で一緒にはたらくひとが、同性愛者であることをカミングアウトしてくれました。あなたならどう答えますか?」
私のチームからは、
・自分にカミングアウトしてくれた事に対して感謝を伝える。
・カミングアウトできた事を一緒に喜ぶ。
などの意見が出ました。
■今回の研修での提案■
“正解がある”という思い込みをなくしてみませんか?
LGBTQも多様である。カミングアウトする・しないも自由。選択肢の一つであるということ。
個人どうしが配慮しあっている日常のなかにLGBTQである個人への配慮を置いてみる。
誰に対しても「わかりたい」という気持ちを持つことで豊かな繋がりが生まれるのでは?
次に
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②特権(Privilege)について
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・動画「特権(Privilege)とは?」の視聴
・見えない「差別」と「社会における「優位性」
・グループワーク
自分以外がマイノリティの村に住む
♦研修目的
「自分が知らないうちに得ている「特権」について考えてみませんか?」
ゴール:特権を理解する。自分の無自覚を自覚する・マイノリティについて新たな考え方を取り入れる。
→自分たちの持つ「社会を変えられる力」をチーム内で共有し、日々の業務に活かす。
♦見えない「差別」と「社会における「優位性」
3つの差別(直接的差別・制度的差別・文化的差別)について再確認しました。
人種や民族・性別・性的思考・性自認・学歴・障害の有無などのアイデンティティによって、社会における優位性に違いが生まれます。
例えば、自分以外のほとんどが車いすユーザーの村で暮らしたら…
・どこへ行っても椅子がない
・天井やスイッチの位置が低い
・階段はなく折り返しの長いスロープ etc.
「車いすユーザーがマジョリティの村」=「車いす生活に最適化された村」
つまり、あなたの生きやすさは誰かの生きづらさの上に成り立っている可能性があるという事です。
♦グループワーク
あなたは今日から、日本のどこかにある「特定のアイデンティティのひとが集まる村」に移住する事になりました。
どんなことが起こるでしょうか?
私はGチーム「75歳以上の高齢者の村」に参加しました。
・スマホやPCを使わない方も多く情報格差が生まれるのでは?
・介護や生活支援などで若い自分への負担が大きくなるのでは?
という事が想定されました。
面白いと感じたのはIチーム「専業主婦・時短パパの村」の発表です。
性別が変わっただけなので特に問題は想定できなかったそうです。
それを聞いた私は、そんな意見が出るのはSAKURUGならではなのでは?と思いました。
性別での差別や偏見がなく、困っている事があればメンバーや会社がフォローをするのが当たり前という考えがSAKURUGでは浸透しているのです。
今回、この《D&Iワークショップ》で伝えられた最も重要なポイントは、
【誰しもがマイノリティであり、マジョリティである】ということです。
SAKURUGは、【広義で多様性を認め、世界中の誰一人取り残さないことを目標として行動する組織】です。
SAKURUG10期のスローガンは、Top of mind D&I
テクノロージーとクリエイティブの力で世界中でD&Iを推進することを目的とし、D&IといえばSAKURUG!と言われる企業を目指します。